副業ライターから専業ライターへ!〜ライター阿部英治の挑戦と地域密着型ビジネスへの展開〜
岩手県在住のライター阿部英治さん。副業として始めたライティングを本業にし、地域密着型のWeb集客支援を展開しています。
今回は、阿部さんが副業ライターから専業ライターへ転身するまでのプロセス、挑戦、今後の展望をインタビューしました。
これから専業ライターを目指す方には必見の内容です。
ぜひ最後までご覧ください。
自己紹介と現在の仕事内容
阿部英治: 「阿部英治と申します。岩手県でライターをしています。昨年までは、SEOを中心としたメディアコンテンツの作成や運営支援をおこなっていましたが、今年からは地域の店舗や企業向けに、Googleマップの最適化、SNS運用代行、SEO対策を含むWeb集客支援に注力しています。」
阿部さんは岩手県を拠点に、昨年まではSEOを中心としたメディア運営支援を行っていましたが、今年からは地域密着型のWeb集客支援に注力しています。
現在はGoogleマップの最適化やSNS運用、SEO対策など、クライアントのニーズに応じた幅広いサービスを提供しています。
地域のビジネスに貢献することに情熱を持ち、Web集客支援に取り組んでいるのです。
副業ライターから専業ライターへ転換した経緯
阿部英治: 「最初は会社員をしながら、副業としてライティングを始めました。SEO関連の記事作成が主な業務で、メディア運営のサポートもおこなっていました。当初は、会社を辞めたくて始めたのですが、次第にクライアントからの信頼を得て、仕事が増えていきました。とくに、あるクライアントから『もっと仕事を任せたいが、今の状況では難しいのではないか』と言われたことが大きな転機でした。冗談半分で『会社を辞めたら、もっと発注していただけますか。』と聞いたところ、快く『もちろん』という返事をもらいました。その一言が大きな決断のきっかけとなり、専業ライターとしてやっていこうと決意しました。」
阿部さんが副業ライターから専業ライターへと転換した背景には、クライアントとの信頼関係が大きく影響しています。
副業として始めたライティングが徐々に本業となり、クライアントからの信頼も厚くなった結果、専業ライターの道を選ぶことになりました。
クライアントの信頼を得るために
阿部英治: 「フィードバックを次の仕事に反映することが最も重要だと考えています。初めて書いた記事で指摘を受けた箇所は、同じミスを繰り返さないように改善し、次回以降の仕事に反映させていました。また、クライアントが忙しいときには、自ら構成案を作成し、『こういう方向で進めるのはどうでしょうか』と積極的に提案しました。」
阿部さんは、フィードバックを前向きに受け入れ、次の仕事へ確実に反映することを徹底しています。
また、クライアントが多忙な際は、自ら主体的に動いて提案をおこなうことで、「信頼できるパートナー」としての評価を得ました。
印象に残る成功体験
阿部英治: 「一番印象に残っているのは、初めて営業活動をおこなったときです。地元の店舗や企業を対象に、自身のサービスを紹介するダイレクトメール(DM)を200通ほど送付しました。当時は、反応があるかどうか非常に不安でしたが、その中の一通が仕事に繋がりました。その店舗に直接出向き、商談が成立したときは、自身の手で仕事を得るという実感を得ました。」
阿部さんが初めての営業活動で成果を上げたこの経験は、大きな自信となりました。
自ら考えた営業手法が成果を上げ、実際に仕事に繋がったことで、ライターとしての自信を深める経験となりました。
継続力が成果を上げるコツ
阿部英治: 「継続が最も大切です。ライティングの仕事は、最初からうまくいくことは少なく、仕事が思うように取れない時期もあります。ですが、諦めずに続けることが成果を上げるコツだと思います。私自身も何度も壁にぶつかりましたが、『得たい未来』と『避けたい現実』を常に意識することでモチベーションを保つことができました。『自由な働き方を手に入れたい』という未来像と、『会社員生活から抜け出したい』という現実を明確に意識しながら、日々の仕事に取り組んでいました。」
阿部さんは、専業ライターとして成功するために必要なのは継続力だと強調しています。
「得たい未来」と「避けたい現実」を常に意識し、高いモチベーションを維持し続けることで、成果を上げてきました。
失敗から学んだこと
阿部英治: 「失敗も数多く経験しました。印象に残っているのは、アフィリエイトリンクを貼り間違えたことです。収益に直結するリンクだったため、クライアントから厳しい指摘を受けました。また、外注先との距離感を誤り、コミュニケーションがうまく取れなかったこともあります。これらの失敗から学んだのは、人それぞれの価値観や働き方を理解し、業務範囲を明確にすることの重要性です。とくに外注先との関係では、最初に相手の要望を確認し、適切な距離感を保つことが重要だと学びました。」
阿部さんは、ライターとしてのキャリアの中で数々の失敗を経験しましたが、同時に多くの教訓を得ています。
リンクの貼り間違いや外注先とのコミュニケーションミスから、他者の価値観や働き方を理解し、業務範囲を明確にすることの重要性を学びました。
今後の目標と挑戦
阿部英治: 「現在、地域の店舗集客に特化したWebマーケティングを展開しており、店舗の認知度を高めることに力を入れています。これまではSEOを中心に集客をおこなっていましたが、検索エンジンのみでは限界があると感じ、定期的にプレスリリースを配信し、メディア露出を増やす取り組みをおこなっています。また経営者のコミュニティにも積極的に参加して交流を深めています。この取り組みは集客力を高めるのみでなく、将来的にはビジネスの拡大にもつながると考えています。」
阿部さんは、店舗集客分野で新たな挑戦を続けています。
SEO中心の戦略からさらに進化し、プレスリリースを活用して広範囲に露出を増やすことで、地域の企業や店舗の認知度を高めています。
この取り組みは、地域の集客力を向上させるとともに、将来的なビジネスの拡大にも寄与するでしょう。
AI時代に求められるライターの価値
阿部英治: 「AIが進化する中で、AIが生成できるような定型的な文章の需要は減少すると思います。そのため、ライターには、独自の視点や経験を生かした、AIには書けない価値ある文章が求められるようになります。ライター自身の独自の視点や経験、個性が生かされた文章はAIには再現できません。だからこそ、オリジナリティを持った文章を書き続けることで、ライターとしての価値がでてきます。」
阿部さんは、AIの進化がライター業界に与える影響を認識していますが、人間にしか書けない価値ある文章を作成することが、今後のライターに求められると考えています。
最後に
阿部英治: 「ライターの仕事は非常に幅広く、さまざまなスキルが求められます。SEO、SNS運用、プレスリリース、インタビュー記事作成など、多岐にわたりますが、どの分野でも最も重要なのは『続けること』です。そして、好奇心を持ち続け、絶えずスキルを磨くことです。」
阿部さんは、専業ライターを目指す方に向けて、継続力と好奇心を持ち続けることの重要性を強調しました。
ライターの仕事は非常に幅広く、求められるスキルも多岐にわたりますが、常に学び続け、成長し続けることで、成果を上げられます。
阿部英治:「こちらこそありがとうございました。」
阿部さんのインタビューから、専業ライターとして成果を上げるためには、信頼関係の構築、継続力、そして新たな挑戦を続ける好奇心が重要であることがわかりました。
彼の姿勢と情熱が、多くのライターの希望となることでしょう。
阿部英治/ライター
岩手県在住のWeb集客支援専門家で、店舗集客(MEO、SNS、HP、LP制作、広告運用)を通じ、地域のビジネスに貢献。2018年にWebライターとして独立し、SEO記事やLP作成を中心に活躍中。クライアントの成功を第一に考え、共に成長するビジネスを目指しています。
(取材・文/Tatsuo)